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オリジナルプリントの復権 | 色域を忠実に再現できる「ICCプロファイル」の活用
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色域を忠実に再現できる「ICCプロファイル」の活用
カラーマネージメントシステムで異なるデバイス間の色域調整
入力側であるデジタルカメラ、撮影した画像データを表示するディスプレイ、そしてこれを出力するプリンタはそれぞれ異なる色域を持っている。

まったく同じ色域であれば、表示するのも出力するのも同じ色彩で見えるはずだが、色域が異なるデバイスである以上、これらは同じには見えない。そこで、一つのデータを異なる色域のデバイス間で同じように見えるようにしたいと考え出されたのが、“カラーマネージメントシステム”と呼ばれている方法だ。この方法はデータの素性を“ICC(International Color Consortium) プロファイル”という形で表わし、プロファイルをデバイスが変わるごとに変換しながら同じように見せていくものだ。変換するときのエンジンは“ColorSync”(MacOS)、あるいは“ICM”(Windows)と呼ばれている。

では、ICCプロファイルとは実際に何を表わすかを見ていこう。撮影データは3次元の色相、彩度、明度の三つの座標軸の中で立体に分布しており、この立体を囲む外側の枠がICCプロファイルになる。表示も出力も、この枠の中で表現してほしいと決めたものと考えればよい。この外枠がICCプロファイルであり、各撮影データごとに必ず割り当てられているものだ。プロファイルが明確になっていない撮影データは、どの色域で確認すればよいのかがわからないため、素性が不明なデータになってしまう。

したがって、撮影データを扱うときには、どのICCプロファイルに属するかを認識することが大切だ。
カラーマネージメントの仕組み
ICCプロファイルを使ったカラーマネージメント

デバイスごとにプロファイルが変換される例を、ICCプロファイルを使ったカラーマネージメントシステムで具体的に話していこう。仮にAdobe RGBのプロファイルの撮影データを、プリンタのプロファイルに変換する例で言うと、撮影データはいったん色の絶対値(数値)を表わすLabデータに変換され、さらにプリンタのプロファイルに変換される。プロファイルはLabを仲介して変換されるわけだ。
[カラーマネージメントシステムを利用した色のマッチング]
カラーマネージメントシステムを利用した色のマッチング
CIE(Commission Internationale de I'Eclariage):色と光の標準化を行なう国際照明委員会
純正プロファイルの活用方法
ICCプロファイル

プリンタのICCプロファイルは、プリンタドライバと同時にインストールされる。このプロファイルを利用することで、カラーマネージメントシステムに則った変換でプリンタの最大の色域にデータをマッチングさせることができる。
PhotoshopでICCプロファイルを利用した印刷方法

<ステップ1>
ファイルメニューの「プリントプレビュー」でダイアログを表示し、[オプション]の[カラー処理]で[Photoshopによるカラー処理]を選ぶ。その下の[プリンタプロファイル]ではインストールされたプリンタのプロファイルを選択し、[プリント]を押す。
ステップ1
※プリンタプロファイル
ここで専用ICCプロファイルを選択可能。プリンタ名の後ろの英文字は用紙の種類、数字は印刷品位を表わす。
MP:マットフォトペーパー
PR:プロフェッショナルフォトペーパー
SP:スーパーフォトペーパー
数字:印刷品位(プリンタドライバの品位モードと対応)。高品位は1、高速が5
<ステップ2>

プリンタドライバの基本設定タブの「色調整」で[マニュアル調整]を選択し、[設定]ボタンをクリックするとダイアログが表示される。[マッチング方法]で[しない]を選択して[OK]を押す。
ステップ2
ステップ3<ステップ3>

ステップ1で選択したプロファイルとプリンタドライバの設定を対応させる。選択したプロファイルは「高品質」なので、プリンタドライバの基本設定で[印刷品質]を[カスタム]にし、[設定]を押す。[品位]で[1]を選択すれば設定は完了だ。
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